ダメ氏厨房に入らず
前の記事で自分をダメ人間とこき下ろしてしまったが
（本当のこととは言えあまりよくないこと）、
発達障害の影響を考慮しても、
そう言わざるを得ない現実がある。
今日も目の前に広がる世界は、
できないことだらけで唖然とする。
これまで通算６年半に渡り
一人暮らしを経験してきたのだが、
「家事」はことごとく崩壊してきた。
部屋は紙束の山に埋もれ、
洗濯物は溜まり、
食事は極端なコンビニ依存。
ローソンの豆パンばかり食べていた。
あるいは外食。そして酒。
自炊を試みても、自らのできなさ加減に
げんなりしてしまって続かないし
（飯の炊き方からして何かが違った）
いつまでも進歩しないのだった。
現在は実家に戻り、一部を除き
家事には手をつけていない。
正直な気持ちは「手をつけたくない」。
家族の邪魔、迷惑をかけるのが嫌だし、
料理などしようものなら脇からあれやこれやと
ご指導が入るから、きっと楽しくないだろう
（包丁の握り方が違うとか、切り方が汚いとか、
色々言われるのだろう） 。誰も見ていない時に
もっと挑戦しておけば良かったと思うのだが、
学生時代はそれなりに、社会人時代もまた然り、
家事に専念できない精神状態だったのだ。
そんなことを最近の数少ない話し相手に愚痴っていた。
「ねぇ、今度君んちで家事の練習させてよ」
「火事の練習？ボヤでも厄介ですよ」
といったやり取りに付き合ってくれる、
たいそう有り難い話し相手の曰く、
『作った気になれる』簡単調理から始めては？」
とのことであった。
なるほどねぇと思った。
いきなり肉じゃがとか作ろうとするから
なかなか前進しないのだ。
さて、私が再びキッチンに立てる日は
来るのであろうか。
