ペンギンの軍門に下る

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今更JREポイントカードを作った。

いまっさらである。

 

JR東日本グループの商業施設で使えるカードで、

駅ビルやエキナカ、コンビニなどでの買い物では

108円ごとに1ポイント貯まり、1pt.=1円として使用できる。

 

サービス開始は2016年2月。もう2年以上前である。

当時は盛岡市民で、駅ビル「フェザン」をよく使っていた。

駅では盛んに入会キャンペーンを展開していたが、

会社員としてのキャリアパスに希望を抱いていたので

「もうすぐ3月。使う機会の無い街に異動するかも」と、

作成を見送っていた。当時の異動候補地は、

NewDaysがあればいい方で駅ナカなど無縁の街ばかりだった。

結局4月からも盛岡市民だったわけだが、

そのうちキャンペーンは終わり、どの店でも

「カードをお作りしますか?」とは聞いてくれなくなった。

 

時は流れ、失意と共に故郷・仙台に戻ってきてからは

仙台駅ビル「エスパル」や長町駅の商業施設「tekute」を

頻繁に利用するようになった。昨年秋以降のことである。

だがその頃には今更感があったし、JR東日本エリアの外

(西日本エリア)で再就職する野望もあったので、

作るに作れなかった。

 

ただ、そんな野望も今は潰えてしまった。

しばらくは仙台市民であることには変わりないし、

このたび通うことになった就労移行支援事業所は

駅のすぐ近くにあるし、新たな主治医は長町である。

今後はより一層、

エスパルやtekuteのお世話になることとなる。

相変わらずほとんどの店では作成を

勧めてはくれなかったが、知る限りでは唯一、

3階の書店の店員さんは毎回「お作りしますか?」と

尋ねて下さるので、意を決して「はい」と答えた。

 

どんだけJRグループに貢いでいるんだという話だが、

最初から作っておけば、盛岡時代から通算して

相当なポイントが貯まっていたんだろうな…と、

考えても仕方ないことを悶々と思いながら。

 

作った後で、カードは作る場所(商業施設)ごとに

デザインが大きく異なることを知った。

そして気づく。

エスパルよりも、フェザンの方がカワイイじゃないか。

あぁ、どうせならやっぱり盛岡に居た時に作っておけば…。

今ひとつ、ちぐはぐな人生を象徴する話である。